いよいよ、次のモデルのデザインも開始しました。
詳しい事までお伝えできないのが残念ですが、
その中のちょっとだけ。
先日、A剤とB剤を混ぜてリューターで彫った
金型原型のイメージを作成しましたが、
実のところ、、、本心では納得いかない部分もありました。

そこで、やり直しをして、もう少しイメージが伝わりやすいものを
作ってみました。

　爬虫類の皮のイメージなのですが
普通に作ってはなかなか、その表面や
質感までは表現できません。
また、こないだの粘土のように固くなって
しまうと、繊細に残せる部分が無くなって
しまいます。（道具によりますが！）
そこで、今回、
ある生き物の、ある部分の骨を使って、ヤスリを使って手で作っていきました。
なんの動物か、は、珍しく内緒です！笑
1つ1つのうろこを削り残しながら作り上げていきます。
この方法は、大学の部活の友人彫塑がめっちゃくちゃ上手な人がいて、
その人から見て盗んだ技術です。
スカルプチャという粘土を使って脳みその模型を作っていた（笑）のにえらく
感動して、いろいろ教わりました。（T君、ありがとう!!!!）

この素材は、結構もろいので、壊れてしまう可能性も高いのですが、
充分気をつけながら作業すれば、緻密な残しも実現できて、
彫塑によるストレスが全くなかったです。

完成形がこれ！
　爬虫類だけでなく、生き物のうろこには、
ある一定の法則があって、その法則に則って
1つ1つを作っていくと、多少、失敗しても
それらしくなっていくんです。不思議ですよね。
その法則も、残念ながら、内緒です。笑
んーーー内緒は珍しいのですが。。

←KAｚが彫り込んだなんて、信じられないでしょ。

これを二次元のデザイン図で説明するのなんて
不可能なんですよね。この部分だけでも
言葉で説明しようと思ったら何時間もかかります。
でも、自分で見本を作って、ここはこういう法則、
ここはこういうところが特徴、あとはそのポイントを
ちりばめて！ってお願いして、作ってもらえば、最初のインスピレーションに
限りなく近いものが出来上がります。
今さっき、工場に行って、試作のお願いをしてきました。
やっぱり実際に話ながら、モノを見てると、とても話が早かったです。

最後の最後には、きっと、自分自身でやすりを入れることになるのかも
知れませんが、それでも、完成が楽しみです。

やっぱり、ものづくりは最高！
このこだわりこそが、お客さんに喜んでもらえる第一歩だと、信じます。
自分で買いたい！って思えることが大事だと思います。。。

いやぁ～今日は楽しかった!!