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EROSというのは、ギリシャ神話の愛の神『キューピッド』のギリシャ語です。かけたときに、人を魅了できるような、魅力のあるデザインを心掛ける眼鏡ブランドになるように願いを込めたブランドネームです。ここでは、EROSのデザイナーとして、仕事の内容はもちろん、 プライベートについても綴っていきます。EROSオフィシャルサイト→http://eros-eyewear.com
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EE22936
長かった。完成する前に本当に長かったこのモデルEE22936。ワックスの彫塑から始まりましたが、削り方、削る道具の模索、店に通っていろんなフェザーを見たり、羽を探して実際に出かけてみたり。最初は何度作っても『葉っぱ』に見える、とか気持ちが悪い、とその表現の乏しさが浮き彫りになっていましたが、どれくらいですかね、たぶん、一か月くらいは、継続してWAXを削り続けていたのではないでしょうか。そして、そのフェザーを入れるためにデザインの微修正を重ねたりと。我々の工場ではこれまで、銀のキャストを積極的に行ってこなかった為、そのノウハウも問題になりました。そもそも、銀を黒くするのは、その為の工程がある、って事すら、詳しくはわからない状態でした。しかし、今回はパーツも大きいし、目立つ為、最後まで調べ抜き、自分たちの理想に近い形での完成をめざしました。日本では、このシルバーパーツの外形を腕にかたどり、パーツがすっぽりうまる形での協議をしましたが、エンドミル(形を掘るドリル)の刃の先端のRとパーツの先端のRが合わない、なんて問題も勃発。数人で顕微鏡を見ながら指示を出して進めてもらったことすらもありました。でも本当に、外部も内部もたくさんのみなさんのご協力をいただききちんと形にすることができました。そして、KAzのおすすめのネイビーも色のバリエーションに居れる事が出来ました。気持ち、技術、人、デザインが一つのフレームに詰まった、EROSの集大成といってもおかしくないフレームです。
この写真は・・・KAzがフランスに行ってから撮った写真です。ライティングはもちろん、撮影の機材もなく、そしてどこに行けば入手できるかもわからない状態で進めてきた撮影でしたが、やっとの事、無事終わりました。 フェザー(羽)も以前、書いたように、結局、購入した羽ではなく公園で拾った血のついた羽です。こうしてみると、なかなかかっこいいんじゃないでしょうか。いやぁ、ほんとに完成してよかった。そしてプレスからの紹介も各社いただき感謝感謝です。期待にあふれたこのモデルは、人の気持ちを昇華させる願いが込められています。是ー非!お使いください。 PR コメントを投稿する
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プロフィール
HN:
KAz
HP:
性別:
男性
自己紹介:
EROSというのは、眼鏡のブランドです。
主にメンズブランドですが、女性にもかけられるようなデザインとサイズを意識したモデルもあります。 眼鏡、アイウェアーというと、どうしても モノよりな見方をしがちですが、 一番大切なのはかける人です。 かける人がよりよく見える眼鏡。 そして、その眼鏡をはずして素顔を見たいを思わせる眼鏡、そんな眼鏡を作りたいと思います。 かける、魅せる、素顔を気にさせる、 取ったときの意外性や、感動を与える。 そんな眼鏡ができるといいですね。 なにしろ主役はかける人ですから。 今後は仕事の内容はもちろんですが、それ以外のプライベートな情報も載せていければと思いますので、 皆様宜しくお願いします。 カウンター
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