今日は少し酔ったので、
こんな仰々しいタイトルをつけてしまいましたが、
どうかご容赦下さい。

今から１５年程前。
こんな自分ですが、実は人を導く、
『先生』という仕事を目指したことがありました。
 
美術学校で教員免許を取得したので、
当然、美術の教員免許ですが、
その難しいのなんの。
 
困難はいろいろありましたが、
その時に、教育実習なるものを
経験させていただきました。
その当時、受け持ちの生徒たちの中に、
生きる事に対して、
向き合う事が難しい生徒がいました。
幸いにも、彼女は自分に心を開いてくれ、

実習の期間に様々な話をすることができました。
しかし、残念ながら、
彼女は自分が実習終了後、病院に長い間、
入院する事になりました。
 
自分は、彼女の面会にお邪魔しました。
何度も。
ほかの実習生、先生達からは
『どんな影響を与えるかわからない』
『情が移るから、そこそこに。。。』など、
ありがたいアドバイスをいただきました。

でも、自分にはどのアドバイスも響かず、
繰り返し、繰り返し、病院に出向き、
いろんな話をしてみました。

その後、いろいろな事情により、
その土地を離れる事になった自分は
彼女がその後、どうなったか、知り得ませんでした。
 
長い長い年月が経った今。
彼女から連絡がありました。

ネット？噂？眼鏡屋さん？
どこで自分を見つけたのかわかりませんが
ある機関を通じて、自分にメッセージをくれました。
 
『先生、自分は今、生きる事に前向きになれたよ』と。

涙が溢れました。
彼女がそう思えたこと。
自分が生きて、ここにいれること、
そして、生きていて、
人の命とある一瞬でもその命を共有できたこと。

すべては命あってこそ。
お互い生きててよかった。
生きててくれてありがとう。
これからまた頑張れる気がします。
ありがとう。




ps：当時、実習期間、実習終了後、
様々な問題を起こした自分は、
先生になったら
すぐにクビになると思いまして、
先生になる事は諦めたのでございました。ﾊﾊ