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EROSというのは、ギリシャ神話の愛の神『キューピッド』のギリシャ語です。かけたときに、人を魅了できるような、魅力のあるデザインを心掛ける眼鏡ブランドになるように願いを込めたブランドネームです。ここでは、EROSのデザイナーとして、仕事の内容はもちろん、 プライベートについても綴っていきます。EROSオフィシャルサイト→http://eros-eyewear.com
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EE22922 紹介
続いて、EE22922の紹介です。
販売のお手伝いや、商品説明会で全国各地でいろいろ勉強させて 頂いておりますが、その中で結構多かったのが、説明しきれない、と いう意見がたまーにありました。 そこで、思いついたのが、ぱっと見でわかる人に、 ぱっと見でわかるフレームを作ったらいいのでは!?から始まりました。 いわゆる『元ヤン』ですね。 昔、それなりにならしていた方々は、そういう風貌、 もしくは、時々、そういう目つきをされますね。(笑) そう、うちの会社で言えば、東京の佐◎GMや 名古屋の磯◎エキスパート等、 僕の中でのイメージはありました。 特に佐◎GMは若干、現役かな、と判断できますが。 福岡のエリアでも、◎◎祭りと、大きいお祭りの前には、 45度と呼ばれる傾斜をつけてフラットレンズを入れるタイプが 飛ぶように売れた、との事でした。よく、商品開発で『ターゲットを明確に!!』なんて ご指摘受けるので、明確にしてみました。不良男性です。笑 ただし、当時の45度の傾斜をつけるメガネは、 ブローとリムのロー付けが点でつけられていた為、 傾斜をつけやすかったのですが、今回のEROSはそれでは 品質基準が通らなく(ここが、この会社らしいのですが。。。苦笑) ベターーーっとキレイにロー付けされています。 髪の毛や皮膚が挟まれたら怪我して大変だ、ということで。 なので、お店での『ヨロイでの傾斜調整』が必要になります。 まぁ、、、みんながみんな、傾斜を入れるわけではないので、、、すが。 そんなこんなでデザインされたのが、このフロントシェープでした。 そして、テンプルですが・・・・ 重々しく、個性的で、しかも迫力のあるモチーフという事で いろいろ考えたのですが、その結果、これはどう?とKAzからボスに 提案したのが、これ、デジュリドゥ。 最初、会社に持ってった時のインパクトは絶大でした。 『なんじゃこりゃ』と。 その重々しいサウンドを形にする事によって、 このターゲットの方々ともイメージが合うのではないかと。 ボボボォォォォ~ってな感じです。 拡大写真はこんな感じ。 (写真上) この楽器は、オーストラリアの先住民族、アボリジニーが 使っている世界最古の木管楽器と呼ばれていて、唇を震わせるように 空気を流し込んでいきます。リズムに合わせたり、リズムを作ったりと 慣れてくると、その楽しみは広がります。 音程はないので、音階によって、分けられています。 その点、ブルースハープにも似ていますね。 ブルースハープとの難しさとはちょっと違いますが。 この『音を表現』する為のデザインが開始され、 テンプルの技術検討会が始まったのですが、どうしても、 「音のエッジ」 「音のふくらみ、流れ」を表現したいと思いました。 このフレームのテンプルに施されている凹凸は、かなり問題を抱えました。 製造部は、プレス、型押しでしてくれ、という話でした。 熱でプラスティックをブニューって潰していく方法です。 一回の工程で出来るし、そりゃぁ楽ですよね。 ただし、そのやり方だと、エッジが出ないんです。 凹凸は出るけど、エッジは出ない。しかも、模様の入ってる プラスティックの生地がビローーーンっとなってしまうのですね。 自分はどうしてもエッジを出したかった、そして、模様は すっぱり切削を入れて、えぐられた面からキレイな模様を見せたかった、 ので、製造部に頼み込んで(?)切削工程を入れてもらってからの最終形状仕上げで熱プレスを入れてもらうことになりました。 この説得に二ヶ月くらいかかりました。 最終的に、納得(したのか不明ですが)のような感じでしたが、 『どうして、出来上がるものがだいたい同じなのに ここまで苦労して、大変な思いをして、工程を増やすのか』という質問に何度も何度も説明して、やっとやってくれました。 おかげで、いいフレームができました。 皆さん、ありがとうございます! どうか、強面のお客様が喜んでくださいますように!(笑) KAz PR コメントを投稿する
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プロフィール
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KAz
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性別:
男性
自己紹介:
EROSというのは、眼鏡のブランドです。
主にメンズブランドですが、女性にもかけられるようなデザインとサイズを意識したモデルもあります。 眼鏡、アイウェアーというと、どうしても モノよりな見方をしがちですが、 一番大切なのはかける人です。 かける人がよりよく見える眼鏡。 そして、その眼鏡をはずして素顔を見たいを思わせる眼鏡、そんな眼鏡を作りたいと思います。 かける、魅せる、素顔を気にさせる、 取ったときの意外性や、感動を与える。 そんな眼鏡ができるといいですね。 なにしろ主役はかける人ですから。 今後は仕事の内容はもちろんですが、それ以外のプライベートな情報も載せていければと思いますので、 皆様宜しくお願いします。 カウンター
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