忍者ブログ
EROSというのは、ギリシャ神話の愛の神『キューピッド』のギリシャ語です。かけたときに、人を魅了できるような、魅力のあるデザインを心掛ける眼鏡ブランドになるように願いを込めたブランドネームです。ここでは、EROSのデザイナーとして、仕事の内容はもちろん、   プライベートについても綴っていきます。EROSオフィシャルサイト→http://eros-eyewear.com
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

キャスト完成!

6e740e08.jpeg先日、ワックスで削った原型を元にキャストで流したシルバーが完成しました。結構、感動的なものですねぇ。この段階は、キャストのツリーからそのまま出したばかりのもので、まだ表面に石膏が付いています。ワックスの形状に石膏を流し込んで、そのワックスを溶かして空洞を作ります。そのできた空洞に銀材を流し込んでいきます。だからロストワックスっていうんですねぇ。その結果、こんな風に、表面にふれている部分は石膏が残るわけです。
P1000763.JPGP1000766.JPG表面についている石膏をワイヤーブラシできれいに取り除いていきます。ここまでシルバーが見えてくると、それらしくなってきました。それにしても、相当細かいところまで再現されてします。0.4,5㎜の傷や凹みまで再現されてしまいます。きちんと、ワックスの段階で表面を作っておかないといけないんですね。ここまで、と思っていなかったのでよい勉強になりました。一筋一筋のナイフの後までが表現されています。
P1000767.JPGP1000762.JPG様々なフェザーができました。今回は、採用率の高そうなものをご紹介します。この写真はマジックを使っていぶした状態のようなイメージを作り出しました。また、リューターで表面をきれいにして、より“羽らしく”表現したものです。本当に、シルバーらしくなってきました。ここまで来ると、ほとんどの人が羽、と言ってくれました。結構、安心しました。ここまでいろんなフェザーを作ってみましたが、意見が割れています。笑
特にボスとYU。 入れ方、見せ方、使い方、大きさなど。笑 今日の段階でだいたいはまとまってきたので、もう一度、これらを溶かしてやり直す事になりそうです。少しづつですが、進めていきます。んー結構、うまくいったんじゃないでしょうか!
PR
キャスト投入!!
b53136ce.jpegfb62b6d5.jpegやっと、それらしいフェザーの原型が完成しました。いろいろな試行錯誤の結果、この段階でひとまず、銀でキャストをふいてみよう、という事になりました。基本となるのは、全部で4種類。参考までに定規をあてて撮影してみましたが・・・

8eea2d5e.jpeg1f8ec6eb.jpegけっこう細かいです。こうしてみると、よくこんな細かいところまで、見る事ができたな、と自分のお目目を褒めてあげたくなりますね。これは、ほんとに、しらふじゃないと、できない作業でした。まぁ、会社なので当たり前ですが。。。笑   問題はこれら細かい微細な彫刻まで、きちんと、キャストで流れるか、どうか、といったところです。
24a25f70.jpeg今回、新しく準備したのは、銀財950。通常よりも純度が高いモノだったのですが、925と比べると、流れにくいとの事。なので、自宅までかえって、自分のシルバー細工に使う銀財を持っていきました。これなら、おそらく?92.5%の純度なので、きちんと再現できるのではないか、との事でした。それにしても、0.3~0.5mmくらいの刻みですね、、、。果たしてこれらがきちんとできるかどうか。キャストの完成は、約一週間後と言われました。でも、職人さん、優しいので、きっともう少し、早く上げてくれると思います。
今回は、PCの前のデザインよりも、ロストWAXの加工作業の方が時間がかかりましたが、こういうのもまた、面白いかな、と思います。ネイティブのシルバージュエリーなんかは、オリジナルの作者が紹介されたりしますよね。きっと、あれは、思い入れや、その人の願いが込められているからこそ、紹介されるのだと思います。EROSでも同じように、気持ちを込めて、ひとりひとりの手に渡せる事を願うからこそ、自分で作る、事にこだわりました。前回のダリアのような形状の場合は、シンメトリーなので、精度や形状を表現する為に、3Dや機械も必要でしたが、今回のフェザーのような場合は、作り手の心理やコンディション、また理想やイメージによって、それが大きく変化していきます。だから、自分で作っていくことにこだわりました。デザインもして、彫刻もして、最後にやっと、自分で手掛けた、と言えるのだと信じています。あーーーーはやく上がらないかなあ~。お楽しみに!








いよいよコツがわかってきたような・・・。
P1000425.JPG昨日、笑われたおかげで(笑)今日は朝からきっちり、集中する事ができました。昨日まではずっとスタジオに入り込んでいて、デザイン室大丈夫かな、とか、1つの密室に一日中入っていて、おれだけこんな楽しい仕事していていいのだろうか、問題ないだろうか、なんて気にしながらしていましたが、今日からは、はっきり言って開きなおりですね。笑 だって、仕事だもん、って事で。自分の仕事意外、まったく無視です。香港からも、フランスからも、しかるべきタイミングで電話がかかってくるでしょー!という感じで、自分の作業に集中する事にしました。様々な角度、写真、サンプル、動物図鑑、シルバー雑誌等を見ながら、法則や、癖や特徴を確認しながら、これかっこいいな、と思うものについては、まずどこに自分が惹かれるのか、からはいりました。昨日とは雲泥の差の仕上がりです。まぁ、あんまり差は伝わらないかもしれませんが、自分の中では、大きな進歩なんです。笑
5fd61142.jpeg色々な事を確認しながら、これは、割れない様に、とにかく薄く、鳥の羽根を感じられるように、極限まで薄く作ってみました。ワックスが透過して、向こうが見えるくらいまでになっています。いちいちなんで作るのか?一度、思いっきりそれに近いものを自分で作ってみて、特徴、形、癖等をもう一回、見直して自分の作品のいいところと悪いところを客観的に分析します。
P1000418.JPGその中から、これはいい!といった特徴を見つけ出して、その時の作業を思い出しながら次のモデリングに活かしていく、というレベルになってきました。よくわからないかもしれませんが、自分の中では前進はしています。夕方、8時くらいにボスが見に来てくれて、なぁ、ドクロいこか、ドクロ!と言いだしました。しかも、一見、ドクロとわからないくらいのドクロで、大きさまで指定。(笑)できるわけないでしょ、と思いながら作ってみたドクロ。テンプルの中に収まらないといけないので、大きさもこんなもんですね。下に敷いているのは10円玉。めっちゃくちゃ小さいです。あんまり細部までは、目視出来ないんです。カメラの方がすごいよな。

P1000424.JPGついでに、今日完成したフェザーのアップです。これも同じく、羽の繊維ははっきりいって目では見えていませんね。写真に撮ると荒れている部分がよくわかりますが、昨日までよりも、良い感じになっていると実感出来ています。



P1000415.JPGと、言う事で、今日もここらへんであがります。もう、頭も目も肩もヘトヘト。悪いけど、掃除は明日やな。。。今日は帰ります。。。お疲れ様です。


フェザーのバリエーション
58c7e729.jpegきのうに引き続き、作業開始の今日。朝、相談した人に、フェザーの特徴を聞きながら、あぁしたら、とかこうしたら、とか、アドバイスをもらいながら、やり直し。昨日の慣れもあってか、今日はなかなか順調な出だしでした。と、思いきや、
98c53cfb.jpeg狙いすぎ、厚みを落としすぎ、先を急ぎすぎでここまで出来ていた今日のフェザーのワックスがパー。結構、テンションが下がっちゃうんですよね、こういうとき。でも、こういう時こそ、気持ちの持ちようって結構重要だったりするんですよね。もう一度、最初からいろんなパターンで作りなおし始めました。
29ea231b.jpeg13c72a9e.jpegめずらしく、相当に気合が入っています。後輩君が写真撮っていいすか?の質問にも、どうぞ、のみ。次はパッきり折れない様に、相当慎重に、レリーフ状にしました。本来のフェザーの感じを表現したかったのであえて表裏、両面の彫刻を狙ってみてたのですが、今回からは、完全に眼鏡の部品の原型としての作り方に変えてみました。もう、マジです。変更ややり直しはするけど、失敗は絶対にしない。

654276b6.jpegということで、勝手に熱く語ってしまい申しわけありません。夕方くらいに、大体の今日の目標が完成しました。今回のモノはかなり小さいです。全部、20mm弱ですね。羽の部分でいうと13,4mm?ぱっと見ではフェザーのじゃみじゃみが目視できないくらいの細かさです。

046a6a43.jpegb63e23a2.jpeg3e7129e1.jpeg







今日、出来あがった3つのフェザーのレリーフ。いくつかの部署や人に、作りの面で相談しに言ったのですが…これは、葉っぱだな、あははとか、結構冷たいご意見。みんな笑ってるのでそこで怒るのは大人げないですが、腹の中ではこの野郎、って感じです。でも、それって人が見た、感じた正直な意見。半分、相手に、そして半分自分にこの野郎、っていったところですね。こういう闘志というか、カチンとくる感情こそが完成度を高めていく自分のモチベーションかもしれません。素晴らしい、って一言意外、何も言わせない為に。
結構・・・手ががちがちになりはじめていますが・・・明日ももう少し頑張るかな。。。。
手を動かす
43ccc141.jpegさてさて。ここ最近、すっかり眼鏡のご案内をせずにすみませんでした。お前、仕事してるのか?と聞かれそうですが、ぼちぼち自分なりにしてたのです。笑 先日のぐじゃぐじゃのデザインワークの中から、すこし脱出気味で、なんとなくですが、自分の中ではまとめに入ってる2012年SSのデザイン。といっても、この状態。まったくまとまっていないようにも見えますが、これでもきちんと自分の頭の中には入ってる、つもり、です。笑 ここまでのスケッチ、CADでの図面は出来上がってきているのですが、ここからがEROS流。実際に自分で作業を始めます。スケッチもそうですが、最近、手を動かして考える癖が戻りつつあります。
286e5bcd.jpegこの部屋で作業すること自体が久しぶりですね。奥にあるマネキン君も見覚えがある方もいるはず。といっても、今日は頭部の寸法などの難しい話ではなく、自分の頭の中にあるイメージを、実際、手を動かして考える時間ですね。会社にはいろんなプロフェッショナルがいて、そこの部署に頼めばそれで済む、いいものを完成してくれます。でもなんとなく、自分自身の、デザイナーとしてのこだわりをできるところの最後のぎりぎりまで追い求めていきたい、のような(カッコつけてないですよ)気持ちがどこまでもついて回るんですよね。

0a583ffa.jpegこうして作業しているときも、ここまでやってだめなら頼む、あきらめる、他の道を探す、と弱気な事も考えつつ、とにかく自分のできる範囲のぎりぎりまで追いつめてみる。そんなのが、きっといいんだと思います。自分は、描く事も秀でていないし、かといって弁が立つわけでもないです。ただ、こうして最後まで手を動かす、自分で苦しんでみる、そうした事で、初めて声を発した時、伝わる可能性が高くなる、そんな風には考えています。
bb6e148a.jpegd65904cb.jpegということで、完成したフェザー!じゃじゃーん。今後の新型に採用するかどうかは、まだ未定ですが。。。素敵なモチーフでしょ。 結構、迷いながら作った割には、最後には一応、形になりました。ある秘密というか、狙いがあって、ペンダントトップにもできるように、輪っかのスペースを残しています。羽のうらっかわにも彫刻してみました。 なかなかいい出来なんじゃ?と思っていたのですが。
ちょっとでかいな、ということで、没。 これは、工場から分けてもらってきたワックスを使って、リューターとやすりを使って作ったものです。 明日はもう一回り小さく、形にもう少し工夫をしたものを作り直します。
詰まる頭
P1000367.JPGここ数日、デザインをしています、デザインを。笑  仕事の役割が変わって以来、会議会議が続いたり、エクセルを使う方がすっかり多くなってしまっていたここ最近ですが、ついにやってきました。来年の商品のデザインUPのタイミングです。このデザインは、結構採用率の高そうなデザイン。パくる、ぱくられるに興味も関心も無いので、別にそのまま見せても構わないと思うのですが、このデザインばかりは、本当に、価格が合うかどうかが相当危ういので、そういう意味では実現不可能率あり、という事でモザイク。。。まぁ、そういいながらもこれまでは乗り越えられてきた壁ばかりなので、たぶん大丈夫だとは思いますが。
P1000365.JPG問題はここから。ほんっとに、頭が飽和というか何も進まないのですねぇ。。。今回のモチーフは、なんと鹿の頭蓋骨!!!! 様々なモチーフを探して、自宅、博物館、本屋さんなどいろいろ回っているうちに発見した一冊の本。その中に見つけためっちゃクチャかっこいい頭蓋骨、そうそれは、鹿の頭蓋骨だったのです!!!! なんでそんなに力説するかというと、自宅に鹿の頭蓋骨があるからです!!!(なんであるのかは、また。笑)

P1000368.JPGただ、この鹿の骨をデザインの要素にしはじめたくらいから、パタリとデザイン頭が停止。写真で見た瞬間はこれだ!と感じたのですが、なかなか、そこから発展していかないのですねぇ。。描いても描いても同じようなデザインになってしまったり、牛になってしまったり・・・・。笑

P1000369.JPG挙句の果てには鹿のデザインで机一面。笑  まぁ、すべて没ですが。。。笑 ほんとに、このデザイン、いつUPできるのでしょうか。。。 鹿がうまくいかなかったら、別のアイデアに移行するかもしれませーん☆
そうそう、その前に、実は今年の秋の商品が着々と進んでおります。たぶん、腰が抜けるくらいびっくりする商品が完成すると思いますので、みなさんお楽しみに!(かけやすさとは、ちょっと違うかもしれないので、あしからず。笑)
EE22926
3-14-013-Edit.jpgea2de178.jpeg続きまして、今回のご紹介は、ターコイスを使ったEE22926のご紹介です。すっかりEROSではおなじみになった『片腕だけのモチーフ』。そして、天然石を使ったモデル。アゲート、オニキスと続き、第三弾となった天然石シリーズですが、実は、当初は最初からこのターコイスのアイデアが出ておりました。しかし、原産地が特定できなかったり、とにかく石の値段が合わずになかなかリリース(商品化)に結びつかずにおりました。でも、それでモチーフになっている石の質を落としたり、ニセモノで代用なんてことはしたくなかった、という理由でここまで遅れてしまいました。遅れてしまいましたが、満足してもらえる本物の眼鏡が完成したと、自負しております。実は、このターコイス【アリゾナ産!!のスタビライズド】は、12月の誕生石でもあり、ある新しい命に願いを込めたモデルでもあります。もともとはネイティブアメリカンがお守りの石として使っておりました。何かの衝撃で割れたりすると、その使っている人の身代わりになっているのだ、という言い伝えがあるそうです。なんだか、とても素敵な話です。アリゾナの青い空を彷彿させるこの青い石は自分も大好きな石です。実際に使用している石は、青っぽいものや、緑がかったものがあります。見てみるとわかるとおもます。これは、中に含まれる鉄分と銅の配分で色が変わっているので、詳細は、弊社の営業マンに聞いてみましょう!(フフフ)。ここではどちらがどう価値が高いか、という議論よりも、実際に合わせる服のカラーやその人が持つ肌の色で最適な色の石を選んでほしいな、と考えています。素敵なモデルなので、ぜひとも、お試しください!
EE22927
283074a6.jpeg48f02ef4.jpeg本日ご紹介するEROS新型モデルはこちら。テンプル(横の棒)に蛇の柄をレーザーで一つ一つ彫り込んだ超SEXYなモデルです。デザインの発端はKAzが履く、ガラガラ蛇の皮を使ったSENDRAというウェスタンブーツからソースが来ています。このブーツはめっちゃくちゃお気に入りで、アメリカに住んでいるときに購入したモノでした。ふと気が付けば、蛇柄を施した眼鏡フレームもちらりほらり。でも、自分が見てきた中では、その質感や、テクスチャーまで魂を感じられるものは、ありませんでした。例えば鱗の向き。魚もそうですが、触るとぬめっっとしてたり、ざらっとしてたりしますよね。あれは、それぞれに方向性があるからだとわかったのです。いつか、このブログの中でもご紹介しましたが、イカの甲羅に彫り込んでいった、そう、あのモデルです。そのモデルが現実のものとして完成しました。メインビジュアルに写るモチーフはもちろんガラガラ蛇。ちょっと気持ちが悪い人、気色悪く感じる人もいるかもしれない、という事で、彩度とコントラストを落としてビジュアルを作りました。そして、この模様です。一つ一つの模様はレーザーで彫り込まれ、ある工夫をする事によって、その手触りが実現しています。また、それぞれの角度が異なる為に、ハイライト(光の反射)がそれぞれ異なります。これをする事によって、見る人は“なんかわからんけど、リアルや・・・”となるわけです。作品、絵画や彫刻でも同じですがその『何かわからない』部分を作家は冷静に、確実に表現していく事でその完成度は高まっていくのだという持論があります。その考えを皆で見事に完成させる事ができました。ここまで来るのには本当にたくさんの人、特にレーザーの職人さんには、これでもか、これでもか、と何度もイメージを伝え、やり直してもらい、完成させていただきました。そして、めでたく!!!!!
img-602110708-0001-2.jpgimg-602110731-0001.jpg 【眼鏡コレクション7月号】に掲載していただけました。しかも、こんな素敵なところに、こんなに大きく!それぞれのプロがいるのは当然ですが、このページ、まさに感動です。言葉、見せ方、伝え方、ため息がでました。写真も本当にきれいに撮影していただき、自分たちが考えていた“光、ハイライトのばらつき”までもを実現してくださっています。本当にありがとうございました。カラーは全4色で、そのうちの一色だけ、ブラックのフレームのみには、あえて、この蛇柄の模様をいれないフラットなモデルもご用意しています。自信作です。楽しんでかけてください!!!
EE22925
083763ef.jpg26ba2f60.jpgお待たせしました。やっと解禁できましたEROSの新作。正式なご紹介、まずは、ダリアのモデル、EE22925からです。EROSではおなじみになりました左側だけのモチーフ。今回はダリア。このモチーフをシルバーで作成するために、様々なイメージを重ね、3Dにしたものをデータ化し、その上で職人さんが手作業で最終的なワックスモデリングをしてくれたモデルです。難しいんですよね。最終的なイメージは誰もがもっているのですが、それを伝えたり、実際の形に起こすときには、本当にたくさんの時間とその中での会話が大切。あぁでもない、こうでもないと言いながら少しづつ完成されていったものです。実際にシルバーのキャストを施すときにも、温度や環境によって、微妙に形が違ったりします(流れ方)。自分のイメージにもっとも近い環境で作ってもらうために、このパーツ、日本で制作され、日本で埋め込まれます。機会があればご覧頂きたいのですが、すべてが埋め込まれています。平の部分に、ボタンのように張り付けるだけでは、髪の毛が挟まったり、ダリアの花びらで怪我をするかもしれない事からです。めっちゃ小さいエンドミルでこの花の形に段落ち(くぼみ)をつくり、そこにひとつのフレームに一つづつ、心のこもったシルバーのパーツを台座ごと埋め込んでいきます。そこには絶対に隙間を作らないで!!!というKAzの願いがぴったりを実現されています。ださいもんね、隙間あくと。
『眼鏡をかける人が一瞬でCOOLになる!』って言ってるのに隙間の空いてる眼鏡なんて、問題外だ、という事。実際に買ってくれる人は、そこには気が付かないかもしれない、だけど、そこにまで気を配る、完成度を求めるのは、デザイナーとして当たり前のことだし、供給する者の当たり前の仕事だと思います。ただ、それを実行するのはなかなか至難の業。実現できたからこそ、みんなの気持ちや技術が詰まっている商品。そんなところだと思います。きれいに表現されたこのダリアの花を一番きれいに見せれるのは、ブラック。だからこの商品は3色だけ。黒Shiny、黒Mat、それから黒gradationだけ。 あえてこの3色で勝負するところが潔くてかっこいいんではないかと。おかげさまで5月20日の解禁以来、様々なお褒めの言葉を頂戴しております。今後ともよろしくお願いいたします。左側は人物POP。お店やご案内状にもご利用いただけるようです☆
スネーク
d6fa587b.jpgつづいて、この子のご紹介。
この子はアメリカからやってきた
ガラガラ蛇君です。
モチーフのアイデアは、KAzのウェスタンブーツにさかのぼります。これまでKAzの身の回りにあるモチーフを次々と具現化してきましたが、ここまできたか、って感じです。先日ご紹介したターコイスはアメリカのアリゾナでとれた石と説明しましたが、このガラガラ蛇も同じような砂漠に生息する生き物です。また、ご存じのかたもいらっしゃると思いますが、ジーンズの青(インディゴ)も関係してます。KAzの知識では、色落ちしたジーンズはガラガラ蛇が寄ってくる、でしたが、調べると、インディゴに含まれている成分はがらがら蛇が嫌う、とも書かれていました。なるほど、カウボーイのジーンズはみんな青い色してますよね。
話がそれてしまいましたが、今回の4番目の新型には、この蛇柄が彫りこまれています。この写真だけで判断すると、そうとう恐ろしい、もしくは気持ちが悪いメガネを想像する方もいるとは思いますが、驚くことなかれめっちゃ素敵なフレームに仕上がりました。フレームの紹介はまたおって!
カレンダー

05 2025/06 07
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
フリーエリア

最新コメント

[12/10 hama]
[09/09 yoo]
最新記事

最新トラックバック

プロフィール

HN:
KAz
HP:
性別:
男性
自己紹介:
EROSというのは、眼鏡のブランドです。
主にメンズブランドですが、女性にもかけられるようなデザインとサイズを意識したモデルもあります。
眼鏡、アイウェアーというと、どうしても
モノよりな見方をしがちですが、
一番大切なのはかける人です。
かける人がよりよく見える眼鏡。
そして、その眼鏡をはずして素顔を見たいを思わせる眼鏡、そんな眼鏡を作りたいと思います。
かける、魅せる、素顔を気にさせる、
取ったときの意外性や、感動を与える。
そんな眼鏡ができるといいですね。
なにしろ主役はかける人ですから。

今後は仕事の内容はもちろんですが、それ以外のプライベートな情報も載せていければと思いますので、
皆様宜しくお願いします。
バーコード

アーカイブ

最古記事

(10/15)
カウンター

アクセス解析