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EROSというのは、ギリシャ神話の愛の神『キューピッド』のギリシャ語です。かけたときに、人を魅了できるような、魅力のあるデザインを心掛ける眼鏡ブランドになるように願いを込めたブランドネームです。ここでは、EROSのデザイナーとして、仕事の内容はもちろん、   プライベートについても綴っていきます。EROSオフィシャルサイト→http://eros-eyewear.com
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EROS AWコレクション03
今晩ご紹介する、この秋、
発売のEROSの新型は、これです。
P1010036.jpgでました。EROS天然石シリーズ第四弾は、なんとレッドタイガー愛。これまでの天然石シリーズよりも少しだけ、かっちりさせたフロントシェープは、だんだんと引き締まっていく気温の変化をイメージしました。あくまでも抽象的な表現かもしれませんが、実物を、これまでのEROSの天然石シリーズとの丸みを比べてもらえるとわかると思います。そんな秋、冬をイメージしたこのデザインは、色にもこだわっております。紅葉、クリスマス、この季節は気温が下がる代わりに、心が温まる日本でしか味わえない感動や、心を結びつけるイベントがたくさんあります。そんな出来事はそう、みんな暖色系で彩られますよね。だから、赤く灯るレッドタイガー愛を採用したんです。そして、この石が持つパワーも選んだ理由の一つです。EROSのプレゼンを様々なところですると、決まって
『女性を魅了するには、お金も必要なんじゃないんですか?』、と。自分としては、おいおい、それは自分次第でしょ、と言いたいところですが、そこは、人それぞれ。と、いうところで、お金が無いと、自分が表現できない!?草食系男子(そんなものは存在しないとKAzは思いますが)の為に、金運をもたらす石、レッドタイガー愛に決めてみました。その運を運んでくるのは、そう、そのフレームのユーザー様です。そしてもう一つ、タイガー愛の〝LOVE〟ですね。この石は様々な愛に巡り合える力も持ち合わせているよう。出会い、恋、愛は、必ずしも異性だけとは限りません(変な意味じゃなくて)。職場で出合う優しさにも愛があるのと同じように、コンパで、お見合いで、スーパーで、そして家庭、家族の中で。全てが優しさとその気づきに溢れるべきなんですよね。そんな意味を込めて、お決まり、反対側には、LOVE&love(大きな愛から、小さな愛まで)というメッセージが込められています。海外にいくと、女性と目が合えば相手の女性は90%、こちらに微笑んでくれます。そう言った瞬間、刹那の愛といった美学を実現できたら、とデザイナーなりの気持ちが込められたデザインです。


よくもまぁ、自分のデザインでここまで語れるな、と我ながら呆れてしまいますが、そんな気持ちが、理想が、思いが、たくさん詰め込まれたフレームだ、という事で許して下さい。 ^-^☆
この感動や表現される色合いは、実物をご覧ください。奥の深さを表現しているので、きっとそれが伝わるはず、だと思います。
 
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EROS AWコレクション02
P1010035.jpgこれも紹介しちゃいます!!!!
ついに完成しました。
実は・・・。親愛なるEROSファンの方々からは様々なご要望があります。その中でも多いのが、遠近両用のフレームがほしい、との事でした。そうです、依然、このブログでもご紹介した件です。チーム内では、KAzとボスのせめぎ合いもあり、かなりの論議を重ねた案件でした。そこで、一つの兆しを見つけたのはヨーロッパのスタイル。ヨーロッパでは、結構なご高齢者でも、天地の浅いフレームをかけてらっしゃる人が多い!そして、その理由は、手元用の眼鏡と完全に使い分けている、という理由からです。遠近を“両用”にして、深くするのではなく、“遠”と“近”を完全に使い分ける事によって、それぞれのフレームの魅力を崩さずに維持してるわけですね。そう、美の為の努力、まさにヨーロッパな感じです。EROSでは、そこに目を付け、今回は、このようなアンダーリムのスタイリングになりました。ハーフアイとして使い方はもちろんできます。その為に、腕の長さを通常よりも少し長めに設定しています。また、普段使いのフレームとして使う事もできるので、腕を短く切る事もできます。(ただし、スタイリング重視ですので、レンズの見え、レンズの質においては、きちんとした傾斜出しも必要になるかもしれません) まさに、新時代、というか、新しいフレームの在り方を見つけた感じがします。ちなみに、KAzは、このフレーム、度を入れずに、ハーフアイの伊達眼鏡として使ってみようかと、ひそかに考えています。老眼鏡の伊達眼鏡なんてまさに伊達、だと思います。デザインのポイントでいえば、とにかく、細いフレームを作ってみよう、細いラインの中でどこまでEROSらしさが表現できるのか、といったところで、様々なアイデアを出しながら作ってきたフレームです。サソリを彷彿させるこのスタイリング。ドライブ用、家でバーボン片手に本を読む用、普段使い用と、その目的は使う人が決めるフレームです。どんな方に使っていただけるのか、めっちゃ楽しみです!


追記:ちなみに、キャップ・帽子をかぶる方、このフレーム、必見です!KAz自身そうですが、眼鏡をかけて帽子もかぶると、つばがフレーム・テンプルに当ってしまって目深にかぶれないんですよね。そこでこのフレーム。ちょうど、そのあたる部分が逃げるんです!絶対に試してください、なるほど!と感じてもらえるはずです☆

EROS AWコレクション01

P1010037.jpgやっと、とうとう、ご案内できる日がやってきました。といっても特に許可ももらってないのですが、ご紹介しちゃいます!それもこれも、EROSの新型を心待ちにしてこのサイトをご覧になってくださっている方の特権です!
という事で、まずはこのTitaniumモデル。なんと、こちら、YUのデザインです!フロントに切削のTitanium、そして、腕にはβ-Tianium(よりバネ性があるんです)を使い、素材を余すところなく贅沢に使用したモデルです。こんな板材のチタンを使ったモデルでこの価格はありえない、と思います。まぁ、普通にありえる商品をリリースしても意味がないのですが・・・。今回は、全体的なイメージをお伝えする為に、撮影の角度をふってみましたが・・・。かなりかっこいい、というか、まとまりのあるデザインなんですねぇ~。シックに、シャープに、洗練された男を演出できる一本です。秋冬にはもってこいのデザインですね。カラーは4色あり、それぞれに特徴を持たせているので、クローゼットの中をのぞいてもらってご自分の持っているスーツに合いそうなフレームカラーを選んでもらうのがコツだと思います。KAzがこのフレームを見てもっとも感激したのは、ヨロイ(両端の腕へとつながるパーツ)です。斜めからみると、そこがポイントになってるんですね。かけた状態で斜めから見ると、そこがポイント、アイキャッチになって、フェースラインをすっきり見せます。まぁ、こう書いていても、今一つ、信用ならん!という方は、是非とも店頭でお試しください。なるほど!と感じてもらえるはずです。デザイナーYUのいいところは、立体的に物事考えていく事がより、人より長けている事と、最終的に製品として仕上がった状態でどう見えるか!?という事をいつも考えているところなんですねえ。掛けた状態でどう見えるかを想像しながらデザインする、ってなかなか難しい事なんです。是非お試しあれ!
 
ピンチ!
来年のデザインが、完了して、
企画として進め始める今日この頃。
EROSチームに最大のピンチが訪れました。

いつか、ご覧いただいた
『銀の羽』 がついてたモデル。。。
覚えてますかね。

あれです。
ご存じのかたも多いかと思いますが、
貴金属の価格が超高騰してます。
だから、EROSのフレームを作るのに、
もともと考えていた予算を大幅に上回る状態に
なっていて、存続が、新型のリリースが、
非常ぉ~に危うくなっております。

今朝の会議でも、皆、どんより。
リリースを見送る、リリースを中止するなど暗い話。
前回のEE22925、ダリアのベース価格でさえも
高騰している状態で、かなりのピンチです。。。

しかし!
ピンチはチャンス!(でもまだピンチ・・・)という事で
頑張ってリリースに向けて交渉していきたいと思います☆

って、前向きなの、自分だけですが・・・・笑
大丈夫、こういう時に限って、うまくいく!
キープレフト
5808846e.jpga600b302.jpgmonoマガジン9月16日号に、EROSが掲載されました。今回はご覧のとおり、見開きかたページにどかーんとご紹介頂きました。この写真には、感動しましたね。めっちゃくちゃきれいに撮れていますね。こういった、作品には、作者の意図というか、情熱や思い入れが表現されているのだと思います。しかも、ターコイスの色がめちゃくちゃきれいです。天然石なので、すべてが同じ、ではないのですが、その魅力をふんだんに表現されている画像だと思います。そして、今回いただいた紹介分も素敵ですね。伝えたい言葉が端的に、最低限のないようで的確に表現されています。今回もありがとうございました。monoマガジン9月号は、書店にてお買い求めいただけます。急いで買いに行きましょう!
 
サンプルですが・・・
しっさびさのブログ、しかも眼鏡について、です!笑
まだまーだ、サンプルで、量産には程遠いのですが、
あまりにも素敵な(自画自賛!)のサンプルが送られてきたので、ちょこっとだけ、ご紹介させてください。
a05b8d18.jpegこの秋の新型です!今回の石もすごいの使ってます。先日発売したモデルは、季節と流行を感じさせるターコイスですが、このモデルはシックで、ディープなカラーリングの決定も平行して進めているモデルです。それから、このカッティング。やっと思い通りに近いカットが実現できてきたな、という実感です。どんな石か、どんなモデルか、の発表はもう少ししてからになると思います。この秋の発表は、うまくいけば?とんでもないモデルも同時に発表できるとおもいまーす☆
 
鯖江市産業支援事業
P1000730.jpg先日、市からのご依頼で、中学校での授業を行いました。市、ですよ、市!こんな人相の悪い人に、よくもご依頼した頂けたものと思います。伺った先は、鯖江市立の中学校。担当したのは中学二年生の生徒さん、240名。午前中の4時間を使って8クラスの授業を行いましたが、KAzの担当はその前の生徒さん全員へのオリエンテーション(懐かしい響き!)でした。会社の事、デザインの事、なんかを話してみました。最初の挨拶は、意図的に英語でしてみました。みんなぽかーんと、していて狙い通りの反応でした。自分もそうでしたが、英語が喋れる日本人なんているのか!?英語を勉強したって、実用できるのか?という中学生が持つ気持ちを一気に払拭する為でした。実際に、英語を使って自分自身が仕事をするなんて、思ってもみなかったので。。。授業の様子は、新聞に掲載されたり、TVで放映されたりと、自分たちが意図しないところで、大いに盛り立ていただけました。今回、鯖江市からのご支援で、自分たちの活動や、その様子を紹介していただけましたので、ここにご案内します。興味を持ったくださった方は是非、ご覧になってください―☆

鯖江市産業支援事業の様子

自分もあまよく知らないよその会社、眼鏡の事など、素晴らしい方々のインタビューや、素敵な方々のご紹介もありました☆
改善!
P1000785.JPG以前から、気になっていた部分。
アセチの眼鏡での強度の対応。
EROSでは、腕が太いから強度用の方にも人気!とうれしいご意見を元に、もっと強度の方々に掛けやすく、お店の方々にとって作りやすく、という原点に戻ったポイントで新たに改善してみました。レンズを入れた時に、ヨロイと緩衝しないように、顔面カーブが変わらないように、ぎりぎりまでのテーパーを入れてみました。このモデルは、今年秋のモデル。といっても、色も形もよくわかりませんが、まずはそのポイントでのサンプルです。まだ、ネジも丁番も埋め込まれていません。そんなポイントを加味しつつ、眼鏡の完成形に近づけていくんですねぇ。ここまで斜めに入っているとレンズとの緩衝も抑えられるんじゃないか、と思います。これまでにない斬新なデザインも、タブーとされている技術を投入する事も大事だけど、使う人の気持ち、立場になって、原点にまつわる問題を見直していく事も、EROSの信念の中では大切な事なんですねぇ。またこれからも勉強して、形や見てくれだけじゃなくて、モノとしての価値、ユーザーさんの気持ちにたった商品作りをしていこうと思います。みなさん、ご指導お願いしますー!☆
EROSチーム
P1000782.JPGたくさんの方々のおかげでEROSの歴史も3年を迎えています。立ち上げからここまで来るのに、様々なところで、問題や障害を乗り越えてやってきたと思います。特にYU。彼には嫌な事もしてもらい、自分が入院していた病院には毎日通ってくれ、様々な確認作業をしながら進めてきたラウンチングでした。それから、ボス。今のEROSがあるのはボスがいるからこそ、開花させられたと思います。お客さんとの会話、またその機会を与えてくれ、盛り立ててくれてきました。そんな自分たちの3年目を記念して、それぞれのリングを作る事にしました。どこかに頼んで、オリジナルのリング、なんてダサいので、自分で作ります。
P1000783.JPGボスもYUも、自分もみんなサイズが違うので、それぞれの指のサイズに合わせてサイズを調整していきます。このモチーフがなんなのか、またなんでこれなのかは、来年わかると思います(笑)。といっても、公の話ではないので、聞かれないと、自分からいう機会はないと思いますが。なかなかやるでしょ。これは、指に合わせたリングのサイズ調整中ですね。すこし詰めるので、それぞれのかみ合わせに段差(食い込み)を作って滑らかにロー付けする為の作業ですね。
当初、このリングは、EROSの記念として、ギブアウェイで差し上げてしまおう!という勝手に考えてもいたのですが、あまりに高価だという事と、あげれないでしょ!という事で、却下されていたものです。笑
その結果、世界に3つしかないリングが完成しました。(しそうです)
彫塑
P1000776.JPGさてさて、EROS、来年に向けてのデザインもだんだん固まってきました。(その前に、今年の秋にとんでもない新型がありますが!!!!笑)
その中で、モチーフ、イメージ、またその表現を職人さんや工場側に伝えなくてはいけない事も徐々に増えてきます。今回、ご紹介するKAzのツールは、カトルボーン。そう、以前、ご紹介したことのある、イカの甲羅ですね。この写真のよう、もともとは、インコなんかの小鳥のエサですね。カルシウムをとるとかなんとかの目的のものです。
P1000777.JPG中をあけてみるとこんな感じ。ただのイカの甲羅ですね。笑ただ、この質感ですね。感じでいうと・・・・でんぷんを固まらせた個体、とでも表現するべきでしょうか。とてももろい素材で、鉛筆なんかでなぞっただけでも跡がつく柔らかい素材です。蛇のモデルのときに使ったのもこの素材です。微妙な彫刻、レリーフ状の模様のへこみ方、くぼみ方なんかは、どうしても図面では表現できずに、口頭で説明するしかありません。でも、実際にモノがあるとそのイメージがよりリアルに伝わりますよね。その時にKAzがよく使う秘密の道具です。
P1000780.JPG今回は、あるイメージがあって、その模様を表現するのに使いました。これを削ったのは、普通のやすりです。目が粗い以下の甲羅だったので、ちょっとやりにくかったですが、まぁ、イメージは伝わりそうです。これに加えて、データを作り始めます。うまくいくといいね。
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プロフィール

HN:
KAz
HP:
性別:
男性
自己紹介:
EROSというのは、眼鏡のブランドです。
主にメンズブランドですが、女性にもかけられるようなデザインとサイズを意識したモデルもあります。
眼鏡、アイウェアーというと、どうしても
モノよりな見方をしがちですが、
一番大切なのはかける人です。
かける人がよりよく見える眼鏡。
そして、その眼鏡をはずして素顔を見たいを思わせる眼鏡、そんな眼鏡を作りたいと思います。
かける、魅せる、素顔を気にさせる、
取ったときの意外性や、感動を与える。
そんな眼鏡ができるといいですね。
なにしろ主役はかける人ですから。

今後は仕事の内容はもちろんですが、それ以外のプライベートな情報も載せていければと思いますので、
皆様宜しくお願いします。
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