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EROSというのは、ギリシャ神話の愛の神『キューピッド』のギリシャ語です。かけたときに、人を魅了できるような、魅力のあるデザインを心掛ける眼鏡ブランドになるように願いを込めたブランドネームです。ここでは、EROSのデザイナーとして、仕事の内容はもちろん、   プライベートについても綴っていきます。EROSオフィシャルサイト→http://eros-eyewear.com
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横浜
本日、出張から戻ってまいりましたー。
今回は、横浜。
うちの会社の営業マネージャーが誘ってくれて
一緒に飲みに行きました。
本当に、どこにいっても営業皆さんは気を遣ってくれ、一緒に
お付き合いをしてくれます。

しかも、今回はマネージャー、そして、都内から
わざわざ駆けつけてくれた侍のような鋭い目つきをする
強面の営業、Kさん。(けど、それがまたいい男!)
顔は怖いんだけど、話し方、とくに声ですね、一瞬で
この人、いい人だなぁ~と思える営業としても優秀な方です。
マネージャーとは、ずいぶん長い間、お世話になっていて、
ここ横浜でも、本社福井でも、何度も飲みに行かせて
いただき、いっつも世話になってる人です。

一件目は、焼き鳥。
実は、福井県にも秋吉っていう有名なチェーン店があり(美味!)
ここの店は意外と小ぶりな串を5本単位で頼むのが通例です。
それに馴染んでいたいたKAzは、最初、マネージャーが電話に出ている
間に適当に頼んじゃいました。
秋吉の頼み方で・・・・。(笑)


タン10本、白15本、皮20本、ネギ10本・・みたいな・・・。
一皿目のタン10本出てきたときには、愕然としましたね。
そのでかさに。。。やべーな、これ・・・みたいな。
親指みたいなタンの串の山んなって出てきました。笑
すでに遅れて営業さんも来てたのですが、さすがに苦笑い。
マネージャー
『KAz、おまえ、頼みすぎなんだよ!!!』
とーっても自然なリアクションでした。笑
3人しかいないのに、完全に立食パーティー状態でしたね。
しかも座ったまま、肉の山。笑

Kさんが、お土産に持って帰ってくれました。

気を取り直して、もう一軒行こう!
となって、入りましたが、
さっき食べすぎて
飲みすぎた焼き鳥屋と同じ印象、空気感でした。笑
しかも、
『KAzお前、4Lビール飲めよ』と言われ、
はいよはいよーなんつって、頼んだがこれ。

おかしいよな、この大きさと、雑さ。笑

Kさんは、完全に飲む気でいます。
マネージャーは、頼んだだけで、もう飲んだ気がしてます。笑

その後、そろそろ、スナック、いくか! って話になり、
場所移動したんですが・・・・・。
ちょいちょい、スナックでもキャバクラでも
どっちでもいいので、一軒ラーメン食っていきましょうよ、とKAz。
Kさんは途中で帰られて(遠いところまでありがとう!ほんとに!)
マネージャーと、KAz入ったラーメンがこれ!

ぎっとぎとの油にぎらぎら光るチャーシュー。
んー、体に染み込みそうな油の質をしていました。笑
拡大はこれ!

つぶつぶに浮いている背油がそそりますねぇ~。
うまかったです。
麺がまた、うどんのように太いのが特徴的なラーメンでしたー。


その後、完全に満腹になって、マネージャーもKAzも声を揃えて
『帰るか・・・笑』って事になり、
そのままタクシーで帰りました。。笑
口ほどにもない夜でした。。。。笑
でも、こうして付き合って、お世話してくれる同僚、先輩には、
それ以上に仕事で返していきたい、と心に誓うKAzでした。

ホテルに着いたのは、夜の12時。
『あーKAz、このホテル、夜の12時までは
  天然温泉入れるんだぜ、すげーだろ!!』

コラコラコラ、今更言うんじゃないっつの。笑

マネージャー、Kさん、今回もありがとうございましたー。
その次の日、朝早くに仕事をさせていただき、そのまま
帰ってきた、あっという間の出張でしたぁ~ん☆
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プレゼントの渡し方
先日、あるお店様にお手伝いに行かせて頂く機会がありました。
そこのお店様は、本当に皆様、いい方で、こちらの方が恐縮してしまう
くらい、親切で、気を遣ってくださる方々です。
今回だけでなく、以前別なお店に伺った時にもいろいろお世話頂いた
方々も駆けつけてくれて、なんとも心強い出張でした。

実は、このお店、弊社の担当営業が変わることになり、
今回のお手伝いのタイミングでは、営業の引継ぎという事も
含まれていました。

散々、お店では御世話になり、ホッと一息ついて、
その担当の営業とホテルで2人っきりになりました。
突然、
『なぁ、KAz、お前なら、このグラス、どっちがいい?』
と、携帯電話で写真を見せてくれました。

結構、酔ってたので、そのときはなんとなくでしたが、
バカラっぽいなぁ~と瞬時に思ったので、あえて左の
珍しいカットの方がいいんじゃないんですかぁ?
なんて答えてみました。
すると、がさごそと、カバンの中から登場したじゃぁないですか。

『おれも、KAzなら、そっち選ぶんじゃないかな、って思ったよ』
と、バカラの包みを二つだして、ひとつを僕にくれました。

このくらいで既に酔いがさめてきました。笑
『KAzには、今までとても面倒かけたし、いろいろ大変な
  思いをさせたからな、お前、毎晩、バーボン飲むって言ってたし
   俺も飲むから、おそろいで買ってみたんだ』・・・・

キラキラのロックグラス。
バカラには珍しいカッティングですが、
これは2010年の数量限定だそうです。
『おれは、ここの担当ではなくなってしまうけど、これまで
  一緒にやってきてくれた感謝と、記念を込めて』との事でした。
あぁ~ぁ~ また泣いちゃいました。

この演出は、無しだと思います。
完全に、KAzを泣かせる事を狙って?の演出でした。。。

ホテルのロビーでのやり取りでしたが、フロントの人3人は、
完全に、○モダチだと思ったでしょうね。肩抱き合って泣いてたら。。

担当を離れる最後の日、ありがとう、なんて、
こんな自分に、こんな演出をしてくれる、プレゼントの渡し方を
してくれる暖かい人に、自分もなれたならどんなに素敵かと思います。

この営業の人は、お客様のためにと、毎回、長蛇の列に並んで
なんとかかんとか、っていういろんなスイーツを買っていく人で
毎回すごいなぁ、と思ってました。
自分なんて、寝坊して、どうしよ、どうしよ、って
途中で八つ橋かってるくらいですから、話になりませんね。。。
精進していきます。

人を思いやる気持ち、そして、ありがとうの伝え方、
改めて感動して、勉強になりました。

家にかえってもったいないから
箱のまま飾ってマース☆

ありがとうございました。



ZANEROBEデザイナー来日
先日、東京 虎ノ門で、
ZANEROBEのデザイナーが来日されたという事で、
パーティーに参加させていただきましたー。
2001年にスタートしたオーストラリアの
カジュアルブランドで、ヴィンテージスポーツを
コンセプトにデザインされています。

いやいやいやいやーいいじゃないっすかぁ~!
パーティーの途中では、チアガール?なんていうんですかね、
こういう、ダンスというか、なんというか。


そして、パーティールームはこんな感じ。

数々のデザイナーの作品が飾られていました。
素敵ですねー。

パーティーの間のYUとKAzです。


とても楽しいひと時でしたー。
たまにはこういうパーティーにお招きいただくのも
嬉しいものですね!
帰国&撮影
大盛況で終わった今回のイタリアMIDO展。
実は個人的な問題はこれから・・・・。
『+1事件』から、二日、日本に帰ってからの時差、日付から
派生する問題解決はこれから。

最終日、スケジュール帳を見ながら、
一人、んんーーーーーっと悩んでいると、
部長とマーケティングのマネージャーが来てくれて・・・
『ここ(イタリア)で関空→羽田のチケット取っちゃえばいいやろ。
 本社に戻らなくてもいいように、その手配だけは、しとけよ』
なんて、優しい言葉をかけてくれて。。。

今回はお言葉に甘えて、、、と思ったんですが、
KAzは携帯電話を持ってないのです。笑
持ってるには持ってますが、主に営業への連絡用としての
プリペイド電話だけ。笑

と、いう事で、マネージャーの携帯電話で、イタリアから、
日本での飛行機のチケットをとってくれました。 
携帯電話って、なんでもできるんですねぇ~。
なんだかおそろしい気がしました。。。

ってなやりとりがあり、帰路についたものの、ドイツで4時間遅れて
到着も遅くなり、結局、関空での飛行機にも乗れずにまた交渉。
結局、東京に着いたのは18時くらいでした・・・・。

そこから、原宿まででて、撮影開始です。
正直にいうと、結構ーフラフラでした。。。笑


EROS専属カメラマン、MAYAさんの登場です。
スタジオにいくまでに、東京支店によって、
カツラ、洋服、メガネなどを持って、歩いていきました。
よりによって、東京は雪!
なんで、こういう時に限って降るんですかね。。。
スタジオについた頃にはずぶ濡れ。
MAYAさんがスタジオのセッティングしてくれているときは、
KAzはただただ、洋服と靴を乾かしていました。

黙々と準備を進めてくれるMAYAさん。
いつもなら、プシュ!っといきたいトコですが、今回は撮影なので、
そうもいきません。。。
暗くなると、酒を飲むみたいな、暗黙の了解みたいなのがあって、
無意識に飲んじゃってる自分が怖いです。。笑

背景の色、彩度、イメージ等を伝えて、MAYAさんとまずは
打ち合わせをして、撮影に入りましたが、やっぱり日付は
回っちゃいました。随分遅くまですみませんでした。


『いや、だいじょぶっす』
といってくれたMAYAさん。
背景の白をきれいに出したいから、といって
背景の白い紙を平気でどんどん切っちゃう。
あぁぁもったいないですねぇ~。。。
貧乏性のKAzは、「消しゴムで消したらまだ使えるんじゃ?」
なんて思ってしまいました。。笑

そんなこんなで、今回の出張は、無事、どころか
めちゃめちゃ有事でしたが、なんとか乗り切ることができました。
みなさん、ありがとうございましたー☆

撮影の結果は今週予定されている
青山ダイヤモンドホールでの弊社総合展示会で発表されます☆
その後、WEBサイトや、ここでも紹介させていただきます。
MAYAさん、YU,ありがとう!
仲間!
海外の出張に行くと、そこでは久しぶりの仲間に
出会えることも楽しみの一つです。

アメリカのビル。
アメリカに住んでいるときは本当に世話になりました。
本当に、久しぶりで、何年かぶり。
何年かぶりの第一声が
『KAz!おれ、おじいちゃんになっちゃったよ!孫!孫!』
一番最初の台詞に家族のこと、アメリカンな温かさ!

フランスのイブ。
こんな親しげにしてますが、本当はすごーーくエライひと。
それでも、立場を感じさせない思いやりのある
楽しく優しいフランス人!

ドイツのルテ。
印象的なのは彼女の目。
本当にキレイな目をしています。
仕事が速いのと、その吸収力と回転の速さは噂に聞いてます。

イギリスのルイス。
彼女とは、本当にいろんなところで仕事をしてきました。
イギリス、ロンドンはもちろん、がフランスとイギリス領に
浮かぶ島での仕事は最高に楽しかったです。

フランスのジュン。
海外にいってすんごいお洒落さんになってしまいました。
人知れず、情熱を持つデザイナーで、
1日、コーヒーを30杯くらい飲むそうです。

スペインのモニカ。
Pienso que un sueno parecido
No valvera mas
Y me pintaba las manos
今回はスペインネタで盛りあがった
テンションねぇさんです。

イタリアのマッテオ。
今回のイタリアでの展示会では近所に覗きにきた感じがして
めちゃくちゃかっこよかったです。
デザイナーとしての経歴も輝かしいものがある憧れの
デザイナーです。

フランスのマキさん。
ちょいちょい、こんなかわいこちゃんがいたのね。
今回、初めてご挨拶させていただきましたー。

イタリアのステファニア。
彼女も控えめながら、ほんとーーーに、優しい心の持ち主。
顔に優しさが溢れてます。いつもニコニコしててすんごいいい子です。
KAzが入院してるときも、心配してメールをくれました。ありがと!

アメリカのジーン。
彼女もいつもニコニコ、やさしいかぁちゃんです。
しかし、売り上げは半端じゃないスーパーセールスレディです。
どうしたら、あんなに人当たりがよく、あんなに売れるのか、
今度、きいてみまーす。

まだまだ、この会社にはたくさんの仲間がいて、
各国に販社があります。
また、海外の展示会の際には、
いろんな国の仲間を紹介して行きまーす。
展示会のブース
メガネの話も
しないとだめですね。
今回、ミラノで開催されたメガネの展示会、
MIDO展での弊社のブースの紹介です。

目玉はラインアートという商品です。
残念ながら、EROSは海外進出は未だです。。☆
ラインアートのブースはこんな感じ。
キレイで女性らしいイメージですね。
ショーケースもなかなか決まっています。
今回、面白かったのはこれ。

ラインアートは特別に開発された素材を使っていて、
バネ性がしなやかななのが特徴。
色んな金属と比較してどれだけ、バネ性があるか、
というのを一目でわかるようにした機器。
それを発明したのはこの方!

『オェオェ、ヒッデデケンデネーノ、コノコショウ!!!』
ある名門レストランで・・・・
食事よりも、コショウのでかさに感動しているこの方、
ザ・職人です。
やすりとプラスティックを持たせたら、作れないものは
ないんじゃないか、ってくらい、
なんでも作ってくれます。
今回は初海外、ほんとにお疲れ様です。
我が社のブースも今回はおかげさまで
大賑わいで終わる事ができました☆

今、改めてみると、すごい人の数です。。
いやー良かった、良かった☆
イタリアのお菓子

イタリアで食事をしたときに、お菓子を買ってみました。

P1100172.JPG①GOLIA
名前が力強く、
しかもEXTRAFRESHと
書いているので、買ってみました。
普通のアメでしたね。
少しミントが入って
いるような気がしますが、
とてもじゃないけど
EXTRAFRESHな感じはしませんでした。
2ユーロくらいですかね、、、。高い!


P1100171.JPG
②VIVIDENT
いかにも歯によさそうな名前の
ガム。パッケージもグリーンで
とても爽やかな感じがしましたが、
こちらも、残念ながら、特筆すべき
点はございません。
強いての特徴を述べれば、、、
ガムのくせに歯の隙間に入る!
そして、金歯にくっつく!
そのような効果を求める方にお薦め!






飛行機
飛行機って慣れるんですよね。
人間のなれってすごいと思います。
最初に飛行機に乗ったのは、今から10年以上前、同じく、ミラノへの
出張の飛行機でした。当時は、まだかまだか、と思う気持ちを
通り越し、気が狂いそうなほど退屈で窮屈でした。。。
それが今となっては、飛行機が動く前から寝ちゃえます。。。

今回は、ドイツ経由(12時間くらい?)で、
フランクフルトから、ミラノまで1時間くらいでしょうか。

あっという間に、ホテルに着きました。
といっても、飛行機の中で飲みすぎて、
結構酔っていたので、体はへとへとでした。。。

ホテルの部屋に入ると・・・・
なんともいい感じの部屋です。
何がいいかというと。。。。
P1100141.JPG







このでっかい机。
今回は出張先でもいろいろ仕事をする予定があったので、
PCもしっかり使えるこの環境をみただけで、なによりホッとしました。
KAzが長年連れ添っている今では粗大ゴミみたいに
なってしまったでっかいラゲッジも
P1100142.JPG







すっぽり。
いつもはたいてい、大きすぎて、床に置いていますが、
なかなかいい環境で、ぐっすり寝れました。。。☆
イタリアへー
今回は、本当に時間が空いてしまいました。
お伝えする事もできればそうでないこともありますが、
できる範囲で、時系列で追っていきたいと思いまっす!
今回は、イタリアはMIDO展にお邪魔してまいりましたー。
云わずと知れた世界で一番大きな眼鏡市。
毎年ミラノで開催されております。
今回はKAzも同行させていただきましたー。
のは、いいのですが、、、早速問題です。
このE-チケットの写真。
P1100138.JPG






関西空港を経つ前日に気がついた到着時刻+1。
到着した日のことなんですが、、、。
てっきり +1分 の事だと思ってました。
ところが、これ、+1日 なんですねぇ~。

日本に帰ってからはぎっちぎちのスケジュールで、
しかも自分主催の会議予定まで入っておりました。
いく前からボス、YU,それから他のデザイナーに連絡して、
いろーーーーーーんな事をお願いしちゃいました。。。;;;

ご一緒した先輩様は・・・・
「何回ヨーロッパ行ってるの?・・・」と呆れ顔。。。
そうです、二桁です・・・・爆

そうなんです、こういう根本的に呆けた人なんです、、、、。
みなさん、本当に申し訳ございませんでした。。。。

なんとか、手を打って
(というか、皆様にご迷惑をおかけて)
最終的な指示をYUにお願いして。。。。

新大阪で食べたのがこれ!
P1100137.JPG







じゃじゃーーーん!
なんと、そばのだしに、中華麺が入っている
風変わりなそば!試しに食べてみました!!!

が、あまりの落ち込みようで、、、、
味がまったくしませんでした・・・。
ブログにUPしようと思って写真を撮ってる自分に
また自己嫌悪・・・・・・。

最悪なテンションで、始まっちゃったイタリア出張でございました。。。m_m;
山崎潜入! その②
いよいよ工場内に入りました。
中に入ると真っ暗で、モニター内での紹介、
ライトアップされた当時のポスター等で
これまでの日本のウィスキーの
紹介がされています。

日本で最初に誕生した当時の話や、トリスウィスキーから始まり
洋酒文化が栄え始めた当時の様子などがよくわかります。
世界で何度も受賞した山崎とならぶ名酒、響のポスターもありました。
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P1090761.JPGたくさんの歴史の紹介や今日に至るまでのウィスキーの発展や改良の紹介を見ながら進んでいくと大きなホールにでます。そこでは、数え切れないほどウィスキー、その原酒が陳列されていました。
 
その数はなんと7000種類以上。
ここからブレンダーは最高の味を見極めてブレンドして、ウィスキーを作りあげていきます。

P1090762.JPG--------------------------
①まずは、仕込みからです。
ウィスキーの原料になる大麦を乾燥させて『麦芽』にします。その麦芽を乾燥させて、細かく砕いて、水(温水)と一緒に仕込み槽の中に入れていきます。その時に混ぜる水によってウィスキーの味が大きく左右されるんだそう。
だから、『山崎』は水にこだわって、この土地の水を使うんですね。そうりゃそうだな、って思いますね。原料が麦芽と水だけですから。
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②発酵です。P1090765.JPG
仕込み槽で出来上がってできた汁、『麦汁』を発酵槽に移します。この槽は見えてるのは1m50cmくらいですが、この下に3mくらいあって随分大きな槽です。ここでは酵母を加えるんですが、最終的な味や香りをイメージして、選ぶ酵母を変えていくんだそうです。発酵していくこの槽は木もありますが、ステンレスの槽もあります。


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③蒸留です。P1090769.JPG
ポットスチルと呼ばれるこの蒸留釜は、ご覧のように、いろんな形がありますね。この蒸留釜の形で味が変わってくるんだそう。例えば、長細い釜はすぐに蒸気となって出て行ってしまうので、味が尖っていて、角張った味になります。
逆に、ランタンのような形をしているものは、空気を含んでゆっくり蒸化されるので、柔らかく口当たりのいい味になります。ちなみに、釜は直接、火で焚くタイプと、蒸気を使った関節蒸留があってそれぞれのタイプによって、それも分けているんだそう。
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☆蒸留釜の覗き窓。P1090774.JPG
それぞれの蒸留釜には覗き窓があって、そのを覗くとニューポット(*)が中でぐるンぐるン回っています。なんでも、この中には鎖が入っていてそれを回転させながら、まわしているんだそう。そっと耳を澄ますと、その鎖が回転する音が聞こえてきました。  →→→→

P1090772.JPG
☆この釜で蒸留され、出来上がったばかりの酒、
それが*ニューポットと呼ばれます。そのわきの出口からは、どばどばとそのニューポットが流れ出ていました。↑↑↑
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④貯蔵P1090783.JPG
出来上がったニューポット達を樽に入れていきます。
ここから、長い長い眠りについてもらいます。ここまでは同じニューポットだった酒も、入れる樽、寝かせる年数によって、様々な味わいや香りの酒に変身していきます。気がついた方もいると思いますが、出来上がったニューポットは無色透明ですが、この樽に詰められて、貯蔵庫で熟成されていくうちに、樽の成分からあの『琥珀色』を授かり、ウィスキーへと変貌していくんですね。樽にもいろいろな種類(大きく5種類)がありますが、ここでは割愛!☆
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⑤経年原酒P1090793.JPGP1090792.JPG
樽詰めされたニューポットが、琥珀色に変わって、だんだんと香りや味わいが変化していくようですです。経年原酒といって、味や香りが年を経るごとに変化していく様子を言います。左が4年、右が12年、熟成させたものです。そう、量が減っていますよね。長い間、熟成される事によって、少しずつ蒸発したりして量が変わっていくんです。この量が減っていくのは、『天使の分け前』と呼ばれます。長い年月のうちに少しづつ、天使が味見いていくんだそうです。素敵ですねー。もったいないからという事で昔の人は樽にラップを巻いたりしたそうですが、やっぱり天使に味見をしてもらわないと、いい酒はできない、という事に達したそうな。EROS(キューピッド)も眼鏡を作るときに、試作を見てもらいたいものです。
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⑥4年、10年、12年・・・・・と様々な年月を経てP1090825.JPG、出来上がったウィスキー。各樽には、味見する為の小窓がついていて、ブレンダーが毎日、400種類の酒をテイスティングします。それぞれの樽の酒が『今だ!』と思われたときが、飲み時になるんだそう。その時になって、樽からだされ、原酒とされて、ブレンダーの手によって最適な、最高な配分のブレンディングによって生まれるのが『ブレンデッドウィスキー』となります。(☆)響なんかがそう。一方、一つの蒸留所で出来上がったウィスキーを調整して出荷するのがシングルモルト。山崎、白州がそうですね。混ぜ物無しで単一の樽だけで完成されるものがシングルカスクとなるんですね。ブレンドといっても、まだまだ科学では解明されていない、ブレンダーの舌と、樽の特性が織り成す『香りと味わい』を芸術として、垣間見た気がします。大袈裟ではなく、この神秘的で、どこか暖かくて、澄んだ水のような物語に、深く感動しました。ホワイトオーク、ミズナラの木を選んで50年後にどんなウィスキーが流行っているか。文字通り、夢と未来を見ながら、毎日、生きている、 後世に残す為に生きているんですね。
☆:ブレンデッドとはいくつかの蒸留所の原酒をブレンドしてマリッジ(再貯蔵)したものです
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⑦テイスティングP1090811.JPGP1090812.JPG
今回は、山崎の名水『離宮の水と呼ばれる天然水で作った氷、チェイサー(*)でテイステイングでした。まず水だけ飲んだのですが、水の味に鈍い自分でも、おいしい、と思えるくらい、澄んでいました。ちなみに、ここのテーブルから何から、家具はみーんな、樽の木でできているそうです。なんとも素敵な話でございます。
*チェイサー=水です。Chase(追いかける)が語源で、キツイ酒を飲んだ後、追いかけて水を飲むから、そう呼ばれています。バーに行って水くださーい、なんて言わないようにしましょう!笑
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☆ハイボール
P1090818.JPG1:3で割った炭酸ウィスキーです。
が、ボスとKAz。本日はハイボールでお楽しみ下さい!って言われてるのに、
『すみません、味がわからんので、
 10年と12年、ストレートで頂戴』
しました。。。笑
いやぁ~おいしかったです。ただ、一番味や香りがわかるのは、1:1の常温での水割りが一番かな、と思いました。これまではロック、ハーフロック一辺倒だった自分も大きな実りとなりました。
あたらしい発見です☆

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プロフィール

HN:
KAz
HP:
性別:
男性
自己紹介:
EROSというのは、眼鏡のブランドです。
主にメンズブランドですが、女性にもかけられるようなデザインとサイズを意識したモデルもあります。
眼鏡、アイウェアーというと、どうしても
モノよりな見方をしがちですが、
一番大切なのはかける人です。
かける人がよりよく見える眼鏡。
そして、その眼鏡をはずして素顔を見たいを思わせる眼鏡、そんな眼鏡を作りたいと思います。
かける、魅せる、素顔を気にさせる、
取ったときの意外性や、感動を与える。
そんな眼鏡ができるといいですね。
なにしろ主役はかける人ですから。

今後は仕事の内容はもちろんですが、それ以外のプライベートな情報も載せていければと思いますので、
皆様宜しくお願いします。
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