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EROSというのは、ギリシャ神話の愛の神『キューピッド』のギリシャ語です。かけたときに、人を魅了できるような、魅力のあるデザインを心掛ける眼鏡ブランドになるように願いを込めたブランドネームです。ここでは、EROSのデザイナーとして、仕事の内容はもちろん、 プライベートについても綴っていきます。EROSオフィシャルサイト→http://eros-eyewear.com
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傾向
Silmo展。傾向、気付いた点を
簡単に記してみます。 Vintageと言った傾向は未だ続いて 既にこここまで来ると、 ひとつのカテゴリーとして 認められる内容として 位置付けられるのではないで しょうか。 ただし、如何にもVintageと言う スタイリングではなく、馴染み易い 柔らかなラインやコンテンポラリー な装飾を施される等、 様々な人が楽しめるようになった 印象がありました。 素材では、各社差別化を掲げる為、 高度かつ高価格な素材が目立ち ました。近年、目立っていた カーボンは影を潜めはじめ、 それに代わは、 WOODとLEATHER。 特にWOODは、貼る、曲げる、抜く 等、その技術が向上すると共に 市場への展開が著しくなった気が します。その背景には素材の安定が 実現された事を物語っています。 一枚板からの削り出しから 始まったが調子取りや割れの 問題から合版中心のプロダクトが 増加していました。 カラー、表面処理では その傾向が大きく別れました。 蛍光色や彩度の高い色彩のいわば カラーフレームとでも言うので しょうか。EtoniaBarcelonaを はじめ、数多くの彩り豊かな フレームが飾られていました。 一方、色味が地味でも素材を問わず プレス模様、レーザー、 エッチング等でのサーフェイスに おける表現の幅が大きくに 拡がった印象がありました。 ご存知のよう、 イタリアンビッグブランドは ほとんど見られず、 特徴があり made in franceのPrivate Brandが ほとんどでした。 総合的には上記にも記したよう いくつかの大きな傾向があるものの ブランドらしさと言うものが 失われつつあるようにも 感じられました今回。 今後はトレンドを 取り入れながらも確固たる Identityとその中での Differentiationとを実現できた ブランドこそがその代表として 生き残って行くのでは ないでしようか。 真面目に書き過ぎか?! PR
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この写真は・・・KAzがフランスに行ってから撮った写真です。ライティングはもちろん、撮影の機材もなく、そしてどこに行けば入手できるかもわからない状態で進めてきた撮影でしたが、やっとの事、無事終わりました。 フェザー(羽)も以前、書いたように、結局、購入した羽ではなく公園で拾った血のついた羽です。こうしてみると、なかなかかっこいいんじゃないでしょうか。いやぁ、ほんとに完成してよかった。そしてプレスからの紹介も各社いただき感謝感謝です。期待にあふれたこのモデルは、人の気持ちを昇華させる願いが込められています。是ー非!お使いください。
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但し。このモデルのカラーリングに注目です。これまでEROSのアセテートのフレームでは今回のようなコンビネーションカラーのスタイリングは採用してきませんでした。今回あえて作成したのは、ビジネスでもかけられる、だけどギリギリのラインで個性を主張できる、そんなアセテートフレームができればいいな、と思ったからです。この写真もなかなか好きなんです。会社で撮影したとは思えないくらい、きれいに撮影できたと思います。もしお店に行かれる機会があれば、是非、4色ともかけ比べてみてください。4色共にそれぞれの魅力があることに気づかれるはずです!
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(*)ツーポ=ツーポイント。いわゆるふちなしメガネの事で、御覧のように、それぞれのレンズをネジで止めていますね。片方のレンズを両側のネジ=ポイントで留めるので、ツーポイント、略してツーポと呼ばれています。ちなみに、アメリカではドリルマウント(穴をあけて組み上げる)と呼ばれてまーす。
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部品メーカー
今回はあまり面白くないかもしれないので
ご参考までに、興味のある方だけ読んでください。 昨日、ドイツにある部品のメーカーに行ってまいりました。 とにかく21世紀、というイメージがピッタリ。 ほとんどが自動化、大きな大きな工場の中には 人影もまばらですが、ガシャンガシャン動いている機械が たくさんありました。 その中で、最も驚いたのは、M△◎という技術。 金属の粉末と樹脂の粉末を混ぜて、成形(鋳造)して、 その後に釜①で熱をかけて、そのかたまりに含まれている 樹脂を飛ばして(放出)してしまう。 その後、釜②でもっと高い温度をかけて焼結してしまう。 そうすると、樹脂が放出して空洞になった部分が 埋っていくように、かたまりが20%縮んで、部品が完成する、 といった無茶苦茶な技術がありました。 しかも。 焼結した時に縮む20%ですが、地面に置いて焼くので 縮む方向が異なります。その縮む方向までも計算して 作っていくってんだから、この技術は恐るべし、です。 聞いてはいたものの、実際にまのあたりにして感じると、 改めて驚きました。 今回の出張は、本当に勉強になることが多く、 頭が飽和状態気味ですが、ためになりました。 やっぱ、一にも二にも、勉強なんだな、と感じました。 残念ながら、今回は企業秘密もあり、写真撮影は 断られました。(あたりまえか。。。。笑) 帰りの道はなかなか空いていて快適でした。
羽
ほんっとに、EROSのブログなのにE ROSの話が何もできない日々が続いてすみませんでした。 だいぶ長らくお待たせしてしまいましたが、E ROSの新作の誕生です。正式にはすべてがそろってからまたご紹介をしますが、 今日は“羽”をモチーフにしたモデルのモチーフ撮影をしました。 羽というのは、人を昇華させる力があり、いろんなところで使われていますね。 今回は、フランスでも有名な文房具屋を探しに探し、 羽のペン(といってもよく見たら先っぽをななめに切っただけのほ んとの羽ですが)を購入してみました。そこで撮影したのがこれ。赤、純白、黄色と、不思議な色しかなかったので、撮影した時に、かっこよくなるかな、と強いて選んでいました。で すが、御覧のように、カラス?の羽のような、メタリックのような、硬い感じになってしまいました。 よく地面を見てみると、結構羽が落ちているじゃないですか。。。 しかも、店で買ったよりも、雰囲気のある羽です。 さっそくこれも拾っておきました。 きれいに洗浄され、形を整えられている羽よりも、生命感があります。 先っぽのほうは汚いし、ゴミみたいなのが付いていましたが、こ れも生きていた証。なんともこっちのほうがE ROSらしいんじゃないかな、と思い、 既製品の羽を被写体に使うことはやめ、汚 い街に落ちていた羽を撮影することにしましたー。 上の羽よりも痛みがひどく、羽の芯も折れています。 羽の流れが乱れていて、人生(鳥生?)の 激動さを物語っているかのようです。 暴れて死んだのか、争って抜けてしまったのか。 写真には写っていませんが、羽の芯の根元には 乾いた血が付いていました。 『これだな』と思いました。 真ん中で折れているところは、 レタッチをして、今回のあたらしいビジュアルでの紹介ができると思います。 久々のクリエイティブな仕事だったので、面白かったです☆
ヨーロッパ各国の傾向
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プロフィール
HN:
KAz
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性別:
男性
自己紹介:
EROSというのは、眼鏡のブランドです。
主にメンズブランドですが、女性にもかけられるようなデザインとサイズを意識したモデルもあります。 眼鏡、アイウェアーというと、どうしても モノよりな見方をしがちですが、 一番大切なのはかける人です。 かける人がよりよく見える眼鏡。 そして、その眼鏡をはずして素顔を見たいを思わせる眼鏡、そんな眼鏡を作りたいと思います。 かける、魅せる、素顔を気にさせる、 取ったときの意外性や、感動を与える。 そんな眼鏡ができるといいですね。 なにしろ主役はかける人ですから。 今後は仕事の内容はもちろんですが、それ以外のプライベートな情報も載せていければと思いますので、 皆様宜しくお願いします。 カウンター
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